Column

「ぼくらのアトツギベンチャープロジェクト」サイト始動

2017.09.28
イノベーションベンチャー型事業承継同族経営後継社長新文化

 

私がプロジェクトリーダーを務める近畿経済産業局のベンチャー型事業承継支援策のサイト、その名も「ぼくらのアトツギベンチャープロジェクト」が先日オープンしました。

運営メンバーは、なんと全員アトツギ予備軍の20代。実家は、厨房設備販売、ハマチの養殖、自動車修理工場などなど。継ぐとか継がないとかはまだ先の話とはいえ、みんな家業の存在を、自分の人生にどう位置づけたらいいのか、モヤモヤしている(笑)メンバーばかりです。

 

 

そんな彼らだからこそ彼らなりの目線で、同じようにモヤモヤしている若い世代に「起業家もかっこいいけど後継ぎ社長もかっこいい」というメッセージを伝えられるはず!そんな想いで始まったプロジェクトです。これから、彼らが取材したかっこいいアトツギ社長さんたちをこのサイトで紹介していく予定です。

 

で、基本的には彼らの目線で発信してもらってるんですが、プロジェクトリーダーの特権で(笑)トップページのメッセージだけ書かせてもらいました。

 

 

 

起業家もかっこいいけど、後継ぎ社長もかっこいい。

何もない、ゼロから立ち上げるスタートアップはかっこいい。
アトツギには、先代から受け継ぐベースがある。これは確かにアドバンテイジだ。
でも「ゼロから立ち上げたほうがよっぽど楽っ!」と思うことの方が多いのが現実。
それでもアトツギには会社を存続させていく使命がある。美学がある。
あんなこともこんなこともいっさいがっさい受け入れて、世の中に必要とされる会社であり続けるために、そして自分自身の人生にワクワクするために、家業でイノベーションを起こすんだ。

アトツギよ、Go beyond the borders!

 

 

 

 

borderとは境界線のこと。

「いま自分に見えている家業の領域が全てだと思い込んでやしないか。境界線を超えていくのは自分自身なんだ」

 

2012年から関西圏の大学で続けているガチンコ後継者ゼミも、「たまたま経営者の家に生まれちゃった」若者に、このメッセージを伝えたくてやってます。

アトツギよ、Go beyond the borders!

 

profile

山野 千枝

代表取締役

山野 千枝CHIE YAMANO

専門は広報戦略、ファミリービジネスの事業承継。1969年生まれ、岡山県出身。1991年関西学院大学卒。ベンチャー企業、コンサルティング会社を経て、大阪市経済戦略局の中小企業支援拠点「大阪産業創造館 」の創業メンバーとして2000年より参画。広報主幹、事業部長などを歴任。また2001年の創刊以来、ビジネス情報紙「Bplatz」の編集長として、多くの経営者取材に携わる。

2016年には、会社の歴史を活用した採用戦略や社史制作を手掛ける株式会社千年治商店を開業。また、近畿経済産業局のベンチャーエコシステム構築事業「Next Innovation」では、全国で初めてベンチャー政策の対象に中小企業の若手後継者を定めたアクションプランを提言。「ベンチャー型事業承継」の伝道師として国や自治体と協力し、言葉と定義を日本に定着させるために奮闘中。

「存続力は競争力」をテーマに講演実績も多数。アセアンの経営者を対象に日本の長寿企業文化についての研修などを通して、永続経営の価値を広く伝えている。

◇その他の役職
経済産業省 近畿経済産業局 「Next Innovation」事務局 プロジェクトリーダー
公財)大阪市都市型産業振興センター 広報担当フェロー
大阪産業創造館・大阪イノベーションハブ チーフプロデューサー
「ベンチャー型事業承継」伝道師
関西学院大学・関西大学「後継者ゼミ」 非常勤講師
マイクロ波化学株式会社 広報顧問