Column

「ベンチャー型事業承継」が誕生!近畿経済産業局が記者会見で発表

2017.02.15
ベンチャー型事業承継新文化

全国で初めてベンチャー政策に家業を継ぐ後継者を対象に

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政策立案に参画していた近畿経済産業局のベンチャー政策の発表で、先日2月7日に記者会見を開催しました。
単なる行政のベンチャー政策に40人もの報道関係者が集まってくださいました。なんせ私の専門は広報です。おまけにテーマが事業承継絡みですから頑張りましたよー。

 

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なんといっても目玉は、全国で初めてベンチャー政策に、家業の経営資源で新ビジネスを起こす若手後継者を対象にしたこと。要するにゼロから起業するベンチャーでもなければ、親と同じスタイルで同じ商売をする普通の事業承継でもない、新たなジャンルを確立しようというもの。圧倒的に母数が多い存在であるにもかかわらず、ベンチャー政策としてはノーマークだった「後継ぎ」を対象にしたということで注目が集まりました。

 

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会見では、ベンチャー型事業承継のシンボルともいえる、株式会社スマートバリューの渋谷社長、株式会社ナンガの横田社長も参加。渋谷社長は「起業家の皆さんと我々後継者が違うのは、この事業をなぜやるのかという理由に必然とストーリーがあることだ」とベンチャー型事業承継の可能性を語ってくださいました。

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私はベンチャー型事業承継政策の仕掛け人として確信していることがあります。

ベンチャー型事業承継という言葉が、テレビや新聞で当たり前のように使われるくらいの一般名詞になったら、日本のベンチャー企業は自然に増える。

そして、世界が注目する、日本の新しいベンチャー文化、新しい事業承継文化になると思います。

 

 

 

会見終了後は、その後は記念イベントを開催。300人もの方がお越しになりました。

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イベントのコンセプトは「Defining The Innovator」。「ベンチャーを再定義する」。
このコピーも実はかなーり考え抜いて決めたんです。

私、実はかれこれ20年以上もベンチャー業界にいます。
でも未だに「ベンチャー企業」のはっきりとした定義を誰からも聞いたことがない。というか全員言ってることが違う。

急成長して株式公開をめざす企業なのか。
最先端の製品やサービスを世に送り出す企業なのか。
ベンチャーっぽい雰囲気の社長がいる会社がベンチャーなのか(笑)。

要するにそもそも定義なんてないことにうすうす気づいていました。(口には出さないけど、たぶんこの業界にそう思っている人はたくさんいる)

ほんじゃあ、東京でもシリコンバレーでもない、地方ならではの『ベンチャー像』を再定義しようじゃないかと。

その新たなベンチャー像としてトークセッションでは、家業の経営資源を活用して新ビジネスを展開しているスマートバリュー渋谷社長、ナンガ横田社長、大都山田社長が登場。

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当事者にしか絶対に語れない「後継ぎ社長あるある」を披露してくれました。ほんとリアル。ファミリービジネスの事業承継はテクニック論だけじゃだめだ。やっぱ後継者は後継者からしか学べないと再認識。不思議な熱気に包まれイベントは終了しました。

会場出口ではテレビ局が参加者を取材。

実家が商売をやっているという大学生がインタビューに答えていました。

来場者コメント

ああ、ちゃんと伝わってる(涙)。
若い世代にちゃんと響いた。

「ベンチャー型事業承継」という言葉の持つ力を改めて実感しました。手ごたえを感じました。

 

霞が関に道場破りして数カ月、なんとかスタートラインに立ちました。
取組みは始まったばかり。

Defining The Innovator波をつくろう。官民を超える。地域を超える。小さな波が次の波を起こし、やがて大きな波になる。

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※「ベンチャー型事業承継」という言葉が誕生した時の話

 

 

※おかげさまでたくさんのメディアに紹介していただきました。ありがとうございました。

◇Yahooニュース 近畿経済産業局「関西発」の起業家支援プラン発表

日本経済新聞 経産局、後継者の新事業後押し 中小やVB開業促進

東洋経済オンライン 「ベンチャー型事業承継」が日本を元気にする  地域経済を元気にする起爆剤に期待

神戸新聞 ベンチャー企業を3年計画で支援 近畿経産局

毎日新聞 近畿経産局 若手後継者らを重点支援

産経新聞 中小代替わり契機に新事業創出 近畿経産局、地域活性へ

THE BRIDGE 近畿経済産業局、関西発の起業家・ベンチャーエコシステム活性化に向けアクションプラン「NEXT INNOVATION」を始動

◇@niftyニュース 近畿経済産業局「関西発」の起業家支援プラン発表

◇中小企業NEWS 近畿経産局、関西ベンチャー育成プロ-中小の後継者も支援

◇日刊工業新聞 近畿経産局、関西ベンチャー育成プロ-中小の後継者も支援

◇大阪日日新聞 事業継承や地域課題解決型 新発想ベンチャー支援

◇47NEWS 事業継承や地域課題解決型 新発想ベンチャー支援

◇Yahooニュース 「ベンチャー型事業承継」が日本を元気にする

◇Infoseek 楽天ニュース 「ベンチャー型事業承継」が日本を元気にする 地域経済を元気にする起爆剤に期待

◇gooニュース 「ベンチャー型事業承継」が日本を元気にする 地域経済を元気にする起爆剤に期待

◇はてな 「ベンチャー型事業承継」が日本を元気にする 地域経済を元気にする起爆剤に期待

◇NHK 廃業を減らせ 新たな取り組み

◇朝日放送 布団の技術をいかしてダウンジャケットを!?家業を継いだ変革者達

 

profile

山野 千枝

代表取締役

山野 千枝CHIE YAMANO

1969年生まれ、岡山県出身。専門はファミリービジネスの事業承継、広報ブランディング。1991年関西学院大学卒。ベンチャー企業、コンサルティング会社を経て、大阪市経済戦略局の中小企業支援拠点「大阪産業創造館 」の創業メンバーとして2000年より参画。広報主幹、事業部長などを歴任。また2001年の創刊以来、ビジネス情報紙「Bplatz」の編集長として、多くの経営者取材に携わる。関西圏の大学で、親が商売を営む学生を対象に「ガチンコ後継者ゼミ」を主宰し、家業で新たなビジネスに挑戦する「ベンチャー型事業承継」を提唱。

また、近畿経済産業局のベンチャーエコシステム構築事業「Next Innovation」では、全国で初めてベンチャー政策の対象に中小企業の若手後継者を定めたアクションプランを提言し話題となる。2018年には、この活動を全国に広げるため、若手アトツギ特化型ベンチャー支援団体「一般社団法人ベンチャー型事業承継」を設立、代表理事に就任した。

「存続力は競争力」をテーマに講演実績も多数。アセアンの経営者を対象に日本の長寿企業文化についての研修などを通して、永続経営の価値を広く伝えている。

2016年には、会社の歴史を活用した企業ブランディング、採用メディアや社史制作を手掛ける株式会社千年治商店を開業。

◇その他の役職
一般社団法人ベンチャー型事業承継 代表理事
大阪産業創造館・大阪イノベーションハブ チーフプロデューサー
大阪市立大学 学長特別顧問
公財)大阪市都市型産業振興センター 広報担当フェロー
経済産業省 近畿経済産業局 「Next Innovation」事務局 プロジェクトリーダー
経済産業省 ファミリービジネス検討会委員
関西大学「後継者ゼミ」 非常勤講師
マイクロ波化学株式会社 広報顧問

関西学院大学(2011~17年)・甲南大学(2012~14年)非常勤講師